「うちの職場でハラスメントの相談はない」――それは問題がないのではなく、言い出せないだけかもしれません。相談が集まる職場のつくり方を、札幌で人材育成を手がける社会保険労務士・キャリアコンサルタント・社会福祉士が解説します。

こんにちは。札幌市を中心に、企業の人事コンサルや社員教育・人材育成をサポートしているOffice You Key 社会保険労務士事務所です。

「うちの職場では、ハラスメントの相談なんて来たことがない」。そう聞くと、つい安心しそうになります。でも、少しだけ立ち止まってほしいのです。相談がないのは、本当に問題がないからでしょうか。それとも、言い出せないだけでしょうか。

いちばん危ないのは『言い出せない職場』

実は、いちばん危ないのは、ハラスメントが起きている職場よりも、「あっても言い出せない職場」です。被害を受けた人が声を上げられないまま我慢を重ね、ある日、休職や退職、あるいは大きなトラブルとして表面化する——。気づいたときには、もう手遅れということも、少なくありません。

なぜハラスメントを言い出せないのか

なぜ言い出せないのか。「相談しても、どうせ握りつぶされる」「告げ口だと思われる」「相談したことが本人に伝わって、もっとやりにくくなる」。こうした不安があると、人は口をつぐみます。とくに、相談相手であるはずの管理職自身が話しかけにくい雰囲気だと、声はなおさら届きません。

『相談がない=うまくいっている』という盲点

ここに、管理職の盲点があります。「相談がない=うまくいっている」と思い込んでしまうのです。でも本当は、相談が来るということは、「この人には言っても大丈夫だ」と信頼されている証でもあります。

言い出せる職場にするための2つのこと

では、どうすれば言い出せる職場になるか。ひとつは、日ごろから「困ったことがあったら、いつでも言ってね」と、くり返し伝えること。一度言っただけでは、なかなか届きません。もうひとつは、相談を受けたとき、まず否定せずに最後まで聴くこと。傾聴についての記事でもお伝えしたように、最初の対応で「聞いてもらえた」と感じられるかどうかが、その後を大きく左右します。

ハラスメントのない職場づくりは、ルールを作るだけでは完成しません。「何かあったら言える」という安心感を、日々の関わりのなかで育てていくことが欠かせないのです。

札幌市でハラスメント防止・相談対応研修のご相談はOffice You Key 社会保険労務士事務所へ

「相談しやすい職場にしたい」「管理職の相談対応力を高めたい」という方へ。Office You Key 社会保険労務士事務所では、札幌市・北海道の企業様や医療福祉現場の皆様に向けて、ハラスメント防止・相談対応のための研修や社員教育・コミュニケーション支援を行っています。あわせて、規程の整備など制度面も、社会保険労務士として一貫してお手伝いできます。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。